Spoon スプーン | DJc4dさんのチャンネル
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でぃーふぉーしー 𝕄⸝⸝꙳𓆩❤︎𓆪,🐶ᵒʰʳ,乱
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「カリフォルニアキングベッド」 https://estar.jp/novels/26582098 短編小説を書きました。 良かったら読んでみてください。
「カリフォルニアキングベッド」
https://estar.jp/novels/26582098
短編小説を書きました。
良かったら読んでみてください。
趣味で自作短編小説を書いたりしてたので投稿してみました ゆうてぼちぼち長いんですが、 ご興味あれば見てみて下さい✌️
趣味で自作短編小説を書いたりしてたので投稿してみました ゆうてぼちぼち長いんですが、 ご興味あれば見てみて下さい✌️
さ、いこうか ※自作短編小説 「さ、いこうか」 母が私に声をかける。 それは母の大きな手に繋がれて、玄関のドアを開ける記憶。 初めて地に足をつけ、外に出た時だったか、 あるいは大切な何かを迎えにいく日か、 今はもう理由を思い出せない。 「さ、いこうか」 玄関を開けて、妻が手を繋ぐ息子に声をかける。 少し後ろで笑う私。 ペタペタとあるく愛する息子。 車まで移動する為の玄関前の小さなポーチ。 今はもう何色だったのかも思い出せない。 「さ、いこうか」 娘が私に声をかける。 扉が開き、真っ白な空間に並ぶ人々。 腕を組む娘とゆっくりとゆっくりと進んでいく。 進んだ先に待つ、神父と青年。 青年に娘を任せると、娘は私から離れて遠くへ行く。真っ白な娘をみて、すすり泣く息子の声がする。 今はもうその日の天気すら思い出せない。 「さ、いこうか」 車椅子を押す息子が私に声をかける。 病院の屋上の扉を開くと緑地と遊歩空間がある。 遠くで孫が走り回っている。 風は吹いているが、温度はあまり感じない。 それでも小鳥のさえずりは、心地よく感じた。 今はもう思い出せない。 私はもう思い出せなくなってしまった。 たくさんの理由 たくさんの色 たくさんの空 たくさんの風景 それらを私は思い出せない。 それでも今目の前にいる妻や息子、娘、孫や数少ない友人、みんな私の大切な宝物。 それだけはわかる。思い出す必要などない。 私の大切な宝物たちは泣いている。 それが今は気持ちいい。 それが今の私の幸せ。 私はこれ以上扉を開けることができない。 でもそれでいい。 これ以上ない幸せを感じたから。 もうそれでいい。 お母さんお父さん。 私を産んで、育ててくれてありがとう。 さ、いこうか 扉などない。 動くこともない。 ただゆっくりと落ちてくる瞼を待つだけ。 遠くなる声を感じる。 白い部屋が暗くなっていく。 笑うことさえできない。 それでも私は心地よく、 たくさんの宝物に囲まれながら、 ゆっくりと瞼を閉じた。 ーおわりー
さ、いこうか ※自作短編小説 「さ、いこうか」 母が私に声をかける。 それは母の大きな手に繋がれて、玄関のドアを開ける記憶。 初めて地に足をつけ、外に出た時だったか、 あるいは大切な何かを迎えにいく日か、 今はもう理由を思い出せない。 「さ、いこうか」 玄関を開けて、妻が手を繋ぐ息子に声をかける。 少し後ろで笑う私。 ペタペタとあるく愛する息子。 車まで移動する為の玄関前の小さなポーチ。 今はもう何色だったのかも思い出せない。 「さ、いこうか」 娘が私に声をかける。 扉が開き、真っ白な空間に並ぶ人々。 腕を組む娘とゆっくりとゆっくりと進んでいく。 進んだ先に待つ、神父と青年。 青年に娘を任せると、娘は私から離れて遠くへ行く。真っ白な娘をみて、すすり泣く息子の声がする。 今はもうその日の天気すら思い出せない。 「さ、いこうか」 車椅子を押す息子が私に声をかける。 病院の屋上の扉を開くと緑地と遊歩空間がある。 遠くで孫が走り回っている。 風は吹いているが、温度はあまり感じない。 それでも小鳥のさえずりは、心地よく感じた。 今はもう思い出せない。 私はもう思い出せなくなってしまった。 たくさんの理由 たくさんの色 たくさんの空 たくさんの風景 それらを私は思い出せない。 それでも今目の前にいる妻や息子、娘、孫や数少ない友人、みんな私の大切な宝物。 それだけはわかる。思い出す必要などない。 私の大切な宝物たちは泣いている。 それが今は気持ちいい。 それが今の私の幸せ。 私はこれ以上扉を開けることができない。 でもそれでいい。 これ以上ない幸せを感じたから。 もうそれでいい。 お母さんお父さん。 私を産んで、育ててくれてありがとう。 さ、いこうか 扉などない。 動くこともない。 ただゆっくりと落ちてくる瞼を待つだけ。 遠くなる声を感じる。 白い部屋が暗くなっていく。 笑うことさえできない。 それでも私は心地よく、 たくさんの宝物に囲まれながら、 ゆっくりと瞼を閉じた。 ーおわりー